(第11食からの続きです)
第12食:
トースト
(토스트, トストゥ)
韓国食旅行で一度は食べておかねばならないメニューとして、韓国式ホットトーストがあります。全国どこにでも売ってますが、探すと無い。要らない時に有る。有ったと思ったら営業してない、などのジンクスがあります。
今回は前回同様スウォン駅の地上階の路上屋台(30mほど前回から移動してた)を発見。すかさず攻めました。
最近はトストゥと呼ばれることが多いようですが、昔はサンドイッチ(샌드위치, センドゥウィチ)と呼んでるケースが多かったんですが。現在でも地方ではそうなんでしょうかね?
ともあれ、一つ2000ウォン、韓国レシピのトストゥ、美味いです。
焼きたて、アツい。 |
大きな鉄板で作ります |
大きな鉄板で、小麦粉入れないお好み焼き見たいのをまず作り、同じ鉄板で薄い食パンを焼いて挟みます。
バターたっぷり、ケチャップはジャンキーな味の韓国版でなければだめですね。手前にいっぱい並んでるビンは豆乳。これを飲むべきだったかなぁ。
その鉄板の横は、おでん。
コーヒーが見えたので、頼みました。一杯500ウォン。
できあがり。
休憩
ソウル地下鉄に導入された、最新型自動改札。
なかなかスタイリッシュ&スリムだと思います。
ただし単位時間当たりの処理人数は日本の方が上かもしれません。
尋常じゃない量のトッポッキの隣には、なにやら本格的なシーフード煮が。
鴨じゃないのでちょっと安めなんでしょうね。
で、出てきたのは、
いろから想像するとおり、カムジャタン系の味。茶色いけど優し〜い。
とってもコクが有っておいしい。6000ウォン。
これら二品を頼んだだけで、いつものように食卓はこういう風になります。
全部は食べきれません。
(あ、麦酒は普通はついてきません。)
この怪しい看板をすり抜け、二階に上る階段も怪しい雰囲気。
大丈夫か?
と、日本料理店のポスターをパクったようなサインが。
ま、まぐろ屋か刺し身屋か寿司屋か、そんな感じなのはわかりますが、まだ怪しい。
店内に入ると、それなりにゆったりしている明るい店内に、既に出来上がっている年配の男性客一組。怪しい。
メニューを見ると、案の定高め。
ロクでもない刺し身ほど危険なことはないし、はじめからダメなら、ちょこっと頼んですぐに退散しようと打合せ。
なんだかんだと高いのを進めようとする店の人に、「いやこちらは基本食べてきちゃったので、少しだけツマミたいんだよね」的な理屈をこねつつ攻防戦。
結局、マグロ盛り合わせの下から二番目くらいのメニューを「1つだけ」注文。日本酒は期待できない(在庫が無い、というかほとんど流通してない)ので、まぁ大丈夫と確信できるラズベリーワイン(복분자주, ポップンチャジュ、ラズベリーワイン)
おみやげにも買っていくことが多かったのですが、日本で買えるようになってきたことと、ビンでしかないので重い、と。
覆盆子と書いてポップンチャ、実はふくぼんしという日本語にもなっているけど、知られてないようですね。良い解説がありました→ここ。
ラズベリーと教えられましたが、トックリイチゴのことだそうですね。
化粧品にとかもなってるようですが、ま、おいしいので良しとします。
あ、以前この手の海鮮屋に入ってハマったことを思い出した。
「あら!もうペロッと食べちゃったの!?日本の人はカキ好きなんだねぇ。。。」
とか言いながらしばらくすると、これが出てきました。
!!!
やられた、数が増えてる。ますます怪しい。やばい。
まだ頼んだ酒は一本だし、注文品の鮪も来てないよ〜。
でもこうなったら、とことん牡蠣づくし。
またまたペロッと食べちゃった。
もう外で食べてきた筈じゃなかったんだっけ?
---
そして注文の品、チャムチ(上)がでて来ました。
盛り付けも日本流なのかなと思って、板さん日本の人?って訊いたぐらい。
韓国の板さんでしたね。多分日本で修行?
そしてそのまま普通に鮪を食べて呑んでとしていると、さっきまで居なかった別の店の人がササッと寄ってきて、
「あーた達、ちょっと食べ方違うんじゃないの??」てな感じで勝手に実演を始めました。
おぉ、そう言えば肉は韓国では葉っぱに巻くんだった。
刺し身は何にと思っていたら、
単なるパンチャンだと思ってたかいわれに醤油をつけてを乗せ、のり(塩なし、かなりいい香り)に巻いて、食べる、と。
ん!!うまい!
いくつも巻いて食べちゃいました。日本的に考えればもったいない気もするんですが。
で、その鮪たちにうつつを抜かしていたら、また頼んでないものが次々と。。。。
にんにくと銀杏の素揚げ(美味い!!!)とか
以上!
一人あたり、食べきれない量のマグロづくし+一品達で、呑みも適量で、一人3000円ですね。
これはもう、リピート確定です。
朝の通勤時間帯、通行人がササッとよってきて無言でおでんの串をつかみ、ハフハフと口に。一本の人もいるし数本の人もいるし。で最後に「いくら?」ときけば、串の本数で清算という方式。いいねぇ。
コーヒーが見えたので、頼みました。一杯500ウォン。
インスタントですよ。これが妙に美味いんです。
どこにでもおいてあるスティックタイプのインスタントコーヒーをジャラっと紙コップに入れて、コツは「お湯半分まで」。
全部入れるとチープ感満点。半分までだとB級に+がひとつ付きますかね。
ここのトストゥはスパム入り=プチ贅沢級 |
|
休憩
ソウル地下鉄に導入された、最新型自動改札。
なかなかスタイリッシュ&スリムだと思います。
ただし単位時間当たりの処理人数は日本の方が上かもしれません。
第13食:
トッポッキ
(떡볶이, トッポッキ, 餅いため)
一足先に帰り組みの二人を見送り、これからはメニューをちょっと慎重に考えなければ。
ちょっと買い物ついでに南大門市場(남대문시장, ナmデームンシジャン)の端の方にあるお店に入りました。マイナス1度くらいだったでしょうかね。寒いので、幌付きの屋台に引き込まれやすくなるんです。そこで当たり前すぎて普段箸が伸びないトッポッキを。
なんの仕掛けもない普通の味ですが、大変おいしい。
女子中高生の典型的おやつですね。
尋常じゃない量のトッポッキの隣には、なにやら本格的なシーフード煮が。
さらっと書かれてる文言が良い味出してます。
매콤한(メコマン、スパイシー)
해물철판(ヘームLチョLパン, シーフード鉄板)
얼큰한(オLクナン、ピリ辛)
약념어묵(ヤンニョmオームK、スパイシーかまぼこ)
매콤한(メコマン、スパイシー)
국물이 끝내줘요(クンムリ クンネジョヨ、スープがすぱらしいです)
なんと、こんな感じらしいす。
第14食:
タッコムタン
(닭곰탕, タッコmタン, 鶏コムタン=鶏煮込みスープ)
オリタン
(오리탕, オリタン, 鴨スープ)
南部ターミナル駅から教大(교대, キョデ、ソウル教育大学)駅に歩く途中。気温マイナスの強風にさらされて、スープが恋しいというわけでたどり着いたのは、鴨料理屋さん。
あれー、スウォンに食べにいくような焼き肉メニューもいっぱい。
でも今回は遅めの昼食ということで、ランチメニュー的なスープを二種類頼んでみました。
いろいろメニューが有る中で、
この、タッコムタンが光ってました。鴨じゃないのでちょっと安めなんでしょうね。
で、出てきたのは、
グッツグツのタッコムタン。
日本でも有名になったサムゲタン(삼계탕, サmギェータン、参鶏湯)のように、鳥が1羽入っているわけでも、もち米や高麗人蔘が入っているわけでもないシンプルなものですが、これはもう、ものすごくおいしい。
どれだけ煮こまれてるんだろうという感じの濃厚だしの感じ。スパイスはネギとにんにくだけという感じ。サムゲタン同様、塩を加えて好みに調整してから食します。
もうひとつ頼んだのが、この店の看板、オリのスープ。オリタン。
ちょっと名前がかわいいかも。
いろから想像するとおり、カムジャタン系の味。茶色いけど優し〜い。
とってもコクが有っておいしい。6000ウォン。
これら二品を頼んだだけで、いつものように食卓はこういう風になります。
全部は食べきれません。
(あ、麦酒は普通はついてきません。)
たまに出てくる大豆固ゆでの甘醤油漬け、これがうまい! 青唐辛子は、先っちょの方はちょうどいい辛さでオススメ。味噌をつけてかじります。 |
店名:オデガム(오대감、オーデガm) 教大駅(ソウル地下鉄2号線3号線の交点、14番出口からすぐ) |
第15食:
チャムチ(まぐろ)
(참치, チャmチ、まぐろ)
記憶によると5年くらい前から韓国でも日本と同じような風味のワサビが一般的になってきたのではないかと思います。前々回ソウルでおいしいまぐろ屋さんに巡り会えたのを思い出し、たまたま通ったまぐろ屋さんに入ってみました。
夕食として外れたりぼったくられたりするのもいやだなぁと警戒しつつ、宿の近くのこんな看板が目に入りました。
マグロっぽい絵が書いてあるものの、英語も日本語も書いていないので完全に地元向けなんでしょうね。ちょっと高そうで心配あるものの、野郎二人で飛び込んでみました。
オデヤンチャムチ(오대챵참치, オデヤンチャmチ、五大洋マグロ) 五大洋とは大きく出たものですな。 ソウル地下鉄チュンムロ駅(충무로옉、4号線3号線の交点)5or6番出口からすぐ |
この怪しい看板をすり抜け、二階に上る階段も怪しい雰囲気。
大丈夫か?
と、日本料理店のポスターをパクったようなサインが。
ま、まぐろ屋か刺し身屋か寿司屋か、そんな感じなのはわかりますが、まだ怪しい。
店内に入ると、それなりにゆったりしている明るい店内に、既に出来上がっている年配の男性客一組。怪しい。
メニューを見ると、案の定高め。
ロクでもない刺し身ほど危険なことはないし、はじめからダメなら、ちょこっと頼んですぐに退散しようと打合せ。
なんだかんだと高いのを進めようとする店の人に、「いやこちらは基本食べてきちゃったので、少しだけツマミたいんだよね」的な理屈をこねつつ攻防戦。
結局、マグロ盛り合わせの下から二番目くらいのメニューを「1つだけ」注文。日本酒は期待できない(在庫が無い、というかほとんど流通してない)ので、まぁ大丈夫と確信できるラズベリーワイン(복분자주, ポップンチャジュ、ラズベリーワイン)
おみやげにも買っていくことが多かったのですが、日本で買えるようになってきたことと、ビンでしかないので重い、と。
覆盆子と書いてポップンチャ、実はふくぼんしという日本語にもなっているけど、知られてないようですね。良い解説がありました→ここ。
ラズベリーと教えられましたが、トックリイチゴのことだそうですね。
化粧品にとかもなってるようですが、ま、おいしいので良しとします。
少し大きめな3合ビンくらい? |
とりあえずパンチャンで出てきたのはこれ。
えっ!かなりちゃんとした大ぶりの岩牡蠣ですよ。
普通パンチャン(반찬、おかず)と言えば、無料・おかわり可・数種類なわけですが、これはちょっとやり過ぎだし、怪しい。
※
あ、以前この手の海鮮屋に入ってハマったことを思い出した。
最初にビールを頼んだ時、注文した刺し身の前に、結構ちゃんとした料理一品が出てきてラッキー!と思って調子に乗って次のビール、次の焼酎と頼んでたら、飲み物の数だけいわゆる「ちゃんとした一品」が勝手に出てくる。こりゃ何人か居てもさすがに半分も食べられない程の量に。
これ、つまり最後に頼んだ酒の本数と同じ数の「注文外のごちそう」が自動的に注文されたことになるシステムだったということで、払う時に気がついたのは、相当な金額だった=ハマった、ということ。
※
そうか、これか。。。。
と悟ったところで、もうこのワイン以外頼まんぞと心に誓い、出てきたもんはしょうがないと牡蠣を口に運ぶと、、、
日本クオリティ、もしかして上回ってるかも?
味付けなんかしないので、そのまんまで。
メッチャクチャ美味い!
で、
例の店のアジュマが「あら!もうペロッと食べちゃったの!?日本の人はカキ好きなんだねぇ。。。」
とか言いながらしばらくすると、これが出てきました。
!!!
やられた、数が増えてる。ますます怪しい。やばい。
まだ頼んだ酒は一本だし、注文品の鮪も来てないよ〜。
でもこうなったら、とことん牡蠣づくし。
またまたペロッと食べちゃった。
もう外で食べてきた筈じゃなかったんだっけ?
---
そして注文の品、チャムチ(上)がでて来ました。
!!!!!!!(゚o゚)
かなりの大きさの皿に、四人前と思われる量のマグロづくし。
種類も多く、特に真ん中の中トロは、最高級だと思います。
唯一残念だったのは、解凍しきれてないのが少々残っていたこと。
でもそんなの吹っ飛ぶくらい旨かった。
もちろんゆっくりだらだら喋りながら呑みながら溶かしながら。
盛り付けも日本流なのかなと思って、板さん日本の人?って訊いたぐらい。
韓国の板さんでしたね。多分日本で修行?
そしてそのまま普通に鮪を食べて呑んでとしていると、さっきまで居なかった別の店の人がササッと寄ってきて、
「あーた達、ちょっと食べ方違うんじゃないの??」てな感じで勝手に実演を始めました。
おぉ、そう言えば肉は韓国では葉っぱに巻くんだった。
刺し身は何にと思っていたら、
単なるパンチャンだと思ってたかいわれに醤油をつけてを乗せ、のり(塩なし、かなりいい香り)に巻いて、食べる、と。
ん!!うまい!
いくつも巻いて食べちゃいました。日本的に考えればもったいない気もするんですが。
で、その鮪たちにうつつを抜かしていたら、また頼んでないものが次々と。。。。
蒸しタラがもやしの上に乗って、ヤンニョム風味(美味い!)とか、
なんか天ぷらでも板場で揚げてるのかなと思える音がしたかと思うと、
さすがスープ王国、相当レベルの高い鱈のスープ(대구탕, テグタン:ウマ過ぎ!)とかが出され、そろそろもう入らない状態にまで。
満足。大満足。
もうあまりにすごいレベルのうまさと品数の多さで、お会計の方は正直覚悟しました。
お会計:
マグロ盛り合わせ(上)1皿 50,000ウォン
ポップンチャワイン1本 10,000ウォン
以上!
一人あたり、食べきれない量のマグロづくし+一品達で、呑みも適量で、一人3000円ですね。
これはもう、リピート確定です。
0 件のコメント:
コメントを投稿